2009年4月16日木曜日

夢という観立て

『夢』と言う言葉で意識するものは、寝ている間に経験している、ある光景・・・であろう。

しかし、一つの別の世界、と言い換えるなら、それを、死後の世界、常世の国、または深層意識、集合無意識・・・などなど、いろいろな捉え方が含まれているともいえるだろう。

一方で、『ゆめ』という言葉で、何処をどう切り取って、捉えたのか、と言う問題もあるだろう。

本来の夢の意味と、私たちが当然のものとして感じているものには、恐らく相当の開きがあるのであろうから、それを問うこともまた、面白いことであろう。

『夢はなんですか?』と問われれば、色々答があることでしょうが、『夢とは、なんですか?』と問われ、簡潔に答えうる人はどれだけいるだろうか。

夢と言うものを、ひとつの『見立て』の道具として捉えてみるのも、世界が広がるのではないだろうかと、思ったりしました。

桔龍屋識