2008年4月10日木曜日

芦分舟…あしはあしでも足なんですけど25

人に教えると、よく理解できるといいますが、私のしているやり方を人に教えるという機会に恵まれるというか、やりたいという奇特な青年がいまして、事ある毎にやり様を伝えています。もっとも、私自身が、色々なやり方を開発しつつ、整理しつつ行っているので、もしかしたら毎回言っている事が違っているかも知れないと思いつつしています。

外から見ると、やっている事は単純なのですが、いざやるとなると、思うようには行かないと言う事です。
私が、病客となって、足を預けてわかったことですが、ただ持たれると言うのは、意外に緊張すると言う事です。

力を抜いて、足を預けてくださいといっても、私の動きに合わせて足を動かしてくれる人が結構いますが、うまく振ってゆくと、そのうち勝手に力が抜けて、足を預けてくれるようになります。強引にやるよりは、病客が、自分の体について、段階的に、何かしらの非日常的な状態を受け入れるようになってくれた方が、効果的でしかも、変化の深さが感覚的にわかります。

そして、教えて思った事は、私の場合は、ニュアンスや、意味の違う、いくつかの見立てを同時に展開して、それを見ながら、反応をチェックし次のアプローチを決めているので、一つ一つの項目は単純なのですが、活用は、どうもかなり複雑にされているようです。

それをする事で、病客の持つ世界観や自分自身に対する見立てを損なうことなく、施術を加えて、状態の改善に、一定量、与する事ができるようです。


桔龍屋記す

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