2008年2月28日木曜日

芦分舟‥あしはあしでも足なんですけど21

陰陽の差が認識できた後は、只それをバランス取れるようにすれば良いだけで、それを何処に基準を持ってバランスさせるかと言うことが大切になります。

実際、陰陽がそれを感じとる人自身に対して正確に読み取れていれば、あとは、どの様な対処も可能です。そのバランスを取ると意識が働けば、そのように術者の身体は働きかけますから、漢方薬の処方であれ、音楽療法であれ、どの様な手段でも、陰陽を見立てた時と同じ手法の流れの中にあるなら、利用可能です。

その意味で、手法は一定ですが、その活用は状況次第で常に変わります。
手法が大事なのではなく、実は、どの様に見立てているかと言うことがやっていることの90%以上です。それをどの様に共有するかと言うことに、残りを使います。病客の感覚と意識の状態に、効果的な間合いで入ってゆく必要がありますが、どうも呼吸を読んでいればその間合いに入るようです。武術的に呼吸を観て相手の間合いに入って行く時と同じではないかと思います。

ということは、最初に掴むときに探るのではなく、その前に、終了しているように見立てを、完了しておく必要があると言うことですね。この、意識の持続感は面白いので、今後常に使ってみます。

桔龍屋記す

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