2008年1月4日金曜日

芦分舟‥あしはあしでも足なんですけど 2

〜そのため、偏らない、あるいは、心の動かない、軸の立った、等と言う表現になりますが、施術する方の意識のあり方がそのまま成果に繋がると言う事があります。先の按摩手引にもありますが、心の動くときは、施術は遠慮すべし云々‥と言うのがあります。


さて、その偏りと言うのは、何を観て判断するのが一番効率的で、応用が利くのでしょうか?その判断する基準自体を学のが、無数にある療術、医学、の要ではないかと思うのですが、私は、それを今までは、触覚と言うもので判断し、それを視覚化していましたが、より効率的にするために、聴覚化することを鍛えています。
と言いますのも、友人に有能な調律師がいるのですが、元々西洋の音楽と言うものは、自然科学の一部であると言う話を聞きました。また、私は学生のときに、美学、特に認識論的な内容のものを専攻していましたので、そのときやはり絵画も元々は自然科学の一部であると言う、認識がありました。

物の捉え方と、認め方は、人それぞれの『素晴らしさ』のなかで吟味されるものですが、それを、理解できるものとして認識するのは、より根本的なある価値観を必要としているものです。それを、形而上的と言うので良いと思うのですが、そのようなものをどの様に受け入れたかで、価値観を展開する場があります。

話がややこしくなって行きますので、何故聴覚に焦点を絞っているかと言うと、一つは認識がより現物に近いと言うことがあげられます。波動として捉えると言うことです。そして、方向が視覚は前方依存ですが、聴覚は、強弱はある程度生まれますが、全方向性の情報元として捉えられます。
また、聴覚を鍛えるのは、脳を鍛えることにもなると言いますし、聴覚を主体とした瞑想法は集中力が非常に短時間で発動すると言うこともあります。

波動のバランス、つまり音のバランスで、身体特に心の部分に焦点をあてて、自然治癒力を引き出す方法に、音楽療法と言うものがあります。
その研究や捉え方には様々あるとは思いますが、ゆらぎ(1/f)のリズムが癒しを引き起こすと言う研究があります。

リズムと言うものの中で、身体にはどんなリズムがあるでしょうか?脈も一つのリズムですし、月や太陽の運行のによる影響は、身体に現れた、外の世界のリズムの写しです。免疫機能にも対になる二つの表現があります。一つは、交感神経の働きによる物。もう一つは副 交感神経によるものです。
一般的に、リラックスが癒しの要のようなイメージがありますが、実際は、免疫機能が一番良い状態にするには、興奮とリラックスが適度にバランスを取りつつ、状況に合わせて変化する必要があります。1/fの揺らぎで癒しが起こると観測されると言うことは、そのような、バランスが必要になると言うことが導き出されます。単に、休むから身体が治癒するのではないと言うことも分かると思います。
場合によっては、危機感をすら感じることで身体は攻撃性を喚起し、攻撃的な免疫細胞により雑菌を食べて安全を確保します。
桔龍屋記す

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