2008年1月22日火曜日

芦分舟‥あしはあしでも足なんですけど6

人にとって、肉体的にも精神的(神経情報)にもそれが分かる形であるもの、関れるものは、呼吸と言うことになります。

呼吸については古今東西色々な表現や手法、行法、解釈入り乱れておりますが、大きく分けて、自然な呼吸をするのと、強制的にリズムをつけるものとに分けれると思います。概ね、鼻から吸って口から吐くのは共通しているのではないでしょうか。

昔話題になった、韓国の武術、借力(しゃくりき)は、覚えている限りでは、呼吸の仕方が、とても面白く、吸って、何秒止めて、何分の一吐いて、何秒止めて、何分の一吐いて‥と、順に難易度をあげて行く様なものでした。

仁神術という、日本発祥の手当療法がありますが、と言っても、日本ではほとんど知られていないし、アメリカばかりで流行ってしまったようですが、その創始者が、初心者に行わせるのも、簡単な丹田呼吸法です。意図的に何か能力を向上させようとする場合は、吸って、止めて、吐くという呼吸方法になるのがほとんどではないでしょうか。神仙道や導引気功、ヨガは、どちらかと言うと、禅の様に静止、もしくは坐禅、アグラ、正座にて行うものが多い様に思います。

一報、中国北派と言われるような拳法や太極拳、日本の古流の武術や合気道等は移動して全身で行うそれとも見えます。坐禅にも歩き回ってするものもありますが、それぞれ向き不向きがあるということは忘れては成らないですが。

また、祝詞や、宗教儀礼の中で行われる発声は、その発声の内に、リズムと意味と響きがあり、正しく行われると、同様の効果があると言えます。

またほとんど、共通で、へその下に位置する丹田に気を集めて行きます。その集めたり、身体にめぐらすルートには様々なパターンが存在しますが、これもほとんど共通に、いわゆる東洋医学の経絡に相当するものの幾つかに沿ってめぐらせて行きます。

桔龍屋 記す

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